理事長挨拶

新聞、雑誌、放送等のマスメディアも、郵便、電話等のパーソナルメディアも人々の暮らしの基盤として、社会の健全な発展に貢献してきましたが、1990年以降のインターネットの普及は、このようなメディア事情を大きく変革させ、またソーシャルメディア等の新しいメディア誕生させることになりました。

 しかし、このようなメディアをとりまく大きな時代の変革期の中で、様々な問題も生じています。例えば、新しいメディアの利用が困難な高齢者が社会の発展から取り残されたり、新しいメディアを積極的に活用する若年層は、メデイアを利用する際のモラルが十分身についていなかったりする面もあります。それは、情報通信技術の進展に、政策や人々のモラルが追いつかない状況ともいえます。

 このような状況を少しでも改善するためには、人々の暮らしを豊かにするメデイア、即ち社会にとって素敵なメディアとはどういうものかについて、誰もが考え、議論するために必要な情報や場が身近にあることが欠かせません。

 社会はメディアと一体になって育つといっても過言ではありません。そうであれば、メディアに関心を持つ人々が、各種メディアの特性や利便性について、一市民の立場から情報を集め、調査し、議論することが、社会としてメディアと育てていくことにもつながります。

本法人は、このような目的のために貢献したいと考える人が、学び発信できる場としての役割を果たすことを目的としています。

 2017年4月20日 

        非営利活動法人 素敵なメディア研究所    理事長 須田 和博 

素敵なメディア研究所

当研究所は、我々の身近にあふれるTVやインターネット、スマホ等のメディアについて、人々が安心して、その便益を十分に享受できるような世界を実現するための様々な活動を行うことを目的に設立されました。

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