いよいよ佳境に入ったワールドカップ・ロシア大会、イングランド、フランスの二度目の戴冠か?クロアチアが悲願達成か?
早暁、赤い悪魔ベルギーの野望は打ち砕かれ、王者となる可能性が残ったのは、それぞれ地元の大会で唯一の優勝を遂げたイングランドとフランス。
そして、日本が初出場したフランス大会で、スーケル、プロシネチキ、ボパン等の逸材を揃え、ベスト4に進出して以来のクロアチア。
この3か国には、非常に目立つスターがいます。
フランスは、言うまでもなく、ワンダーボーイ、19歳のエムバペ、イングランドは今大会得点王確実(たぶん)のケイン。それからクロアチアは、おなじみモドリッチ。
ケインは、既に6得点しており、文句を言ったら、ばちが当たるでしょう。
さらに、エムバペのアルゼンチン戦で相手に引導を渡す2得点の活躍、モドリッチも、PKは失敗しましたが、デンマーク戦で延長後半相手の息の根を止めたかに思えたスルーパスやグループLでサイドネットに突き刺したミドル、と、それぞれ存在感を見せています。
今朝、フランスに屈したベルギーは、得点を奪われるまでは、完全にゲームを支配していて、ブラジル戦のように、幸運な一点さえ先取できていれば、そのまま、フランスを完封したに違いありませんが、今日は、運命の女神が微笑んだのはフランスのほうだったようです。
ベルギーの選手、特に、今大会ベルギーの快進撃に貢献したGKクルトワ、MFアザールは、守備的な試合運びに、怒り心頭だったようです。とはいえ、勝てば官軍。フランスのこのゲーム運びをイングランドの選手も称賛しているようですから、守備的に臨んでくるかもしれません。
これからのゲームも、ほんのちょっとしたことで試合の行方が左右されるゲームになりそうで、予想も難しいですが、ちょっと考えてみましょう。
これまでの戦いを見ると、コロンビア戦を除いて、危なげなく勝ちあがってきたイングランドに対して、ノックアウトラウンドに入ってから、延長戦、PKが続いたクロアチア。しかも、その内容は、延長後半に得たPKをエースモドリッチがGKにキャッチされ、ロシア戦では、延長前半勝ち越したかと思ったら、終了数分前に同点にされてしまうという、どちらの試合も流れは、相手チームに行ったまま、PK戦を迎えていて、そのまま敗退してもおかしくない状況を勝ち残っています。
個人的には、GKスバチッチが、今大会あたっている(普段のプレーを知らないので、印象ですが)ことが非常に効いているように思います。この二試合でも、PK戦以前の彼のファインセーブを目の当たりにした、デンマーク、ロシアの選手たちは必要以上にナーバスになってしまったように思います。
この状況を踏まえて予想するなら、イングランドが先制しない限り、クロアチアの勝利と予想します。
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