2019.06.10 07:20「ブロックチェーン、AIで先を行くエストニア で見つけたつまらなくない未来」ダイヤモンド社 「記者、ラストベルトに住む」朝日新聞出版社「ブロックチェーン、AIで先を行くエストニアで見つけたつまらなくない未来」小島健志著 孫泰藏監修 ダイヤモンド社 2018.12.19「記者、ラストベルトに住む」金成隆一 朝日新聞出版社 2018.10.30 ある意味両対極にある2つの国のルポである。エストニアはバルト海に面し...
2019.05.30 05:25「最新プラットフォーム戦略‐マッチメイカー」 「プラットフォーム企業のグローバル戦略」 「プラットフォーム・レボリューション」「最新プラットフォーム戦略‐マッチメイカー」デヴィット・エヴァンス、リチャード・シュマレンジー 平野敦士 訳 朝日新聞出版 2018.5.30「プラットフォーム企業のグローバル戦略」立本博文 有斐閣 2017.3.30「プラットフォーム・レボリューション」ジェフリー・パーカー...
2019.05.08 01:00「アメリカは日本文化をどう読んでいるか」 芳賀理彦 春風社 2018.12.25 近年、国としてソフトパワーを高める観点からも、あるいは貿易政策としてもハード製品の輸出に加えてソフト・コンテンツの輸出が注目され、一方で実績として例えば韓国のコンテンツ輸出に完全に水をあけられている現状への危惧も表明されている。本書は、国際的にも高く評価されている我国の4人の作...
2019.03.20 02:00「AI後進国」 多田和市 著 日経BP社 2018.6.18 「全産業『デジタル化』時代の日本創生戦略」藤原洋 著 PHP研究所 2018.9.4 AI、IoT、クラウドサービスといった新たな産業の展開について、我が国は出遅れ感が否めないが、両書はその現状認識と今後の挽回策についてそれぞれの視点で分析し、打開策についても提言している。我が国産業の将来についてやや楽観的かという印象もあるが、それだけ我が国の産業が置かれている...
2018.12.26 01:18「AIがつなげる社会」福田雅樹 林秀弥 成原慧編著 弘文堂 2017.11.15「かなしみの片手ひらいて渡り鳥」 詠み人おらず 今年はAIが終わった年で、来年はAIがなぜ期待通りいかなかったのか分析する年になるのだそうである。いわゆるバズワードのサイクルの節目を迎えるとともに、他面一定範囲で実社会への定着が見通せるようになったわけである。本書はAIが特にネ...
2018.12.10 00:45「インスタグラムと現代視覚文化 レフ・マノヴィッチのカルチュラル・アナリティクスをめぐって」 共訳・編著 久保田晃弘、きりとりめでる ビー・エヌ・エヌ新社 2018.6.22本書は、レフ・マノヴィッチのオンラインブック「Instagram and Contemporary Image」の全訳と、それをめぐる9編の論文からなっている。我が国でも昨年の流行語大賞である「インスタ映え」が一種の行動規範になっているとの言説にみられるように、インスタグラムの普...
2018.08.16 03:00「ソーシャルメディアと公共性」 遠藤薫 編著 東京大学出版会 2018.1.25近時ツイッターとフェイスブックのSNS2社が1月以降計7億件の偽アカウントを削除したことが報道されており、一時は既存メディアをしのぐ存在になるとも期待されたソーシャルメディアの汚染が改めて認識されたところである。 本書は遠藤他6人の著者が、ソーシャルメディアと公共性について考察...
2018.06.25 00:28「接続性」の地政学 -グローバリズムの先にある世界― 上下 パラグ・カンナ著 尼丁千津子、木村高子訳 原書房 2017.1.31史上初の米朝首脳会談が行われ、我が国の周辺の東アジアをめぐる政治状況の動きも激しさを増しているが、本書は、世界規模での動きを新たな地政学の観点から解説したものである。 この四半世紀のインフラ整備、規制緩和、資本市場・通信の発達によるグローバル・サプライチェーン・システムの台頭によ...
2018.05.11 00:51”LIVING DIGITAL 2040 Future of Work, Education, and Healthcare” World Scientific Publishing Co. Pte 著者のPoon King Wang 他5名は、シンガポール工科デザイン大学(SUTD)で主にLee Kuan Yew Center for Innovative Citiesに所属している。彼らは、技術の発展によりある程度dystopian digital futureは避けら...
2018.04.16 00:23「おそろしいビッグデータ」 山本龍彦著 朝日新聞出版 2017.11.30 「アマゾノミクス」 アンドレアス・ワイガンド著 土方奈美訳 文芸春秋社 2017.7.30ビッグデータは最近のバズワードの一つだが、フェイスブックのユーザーデータ流用事件や欧州のGeneral Data Protection Regulation(GDPR)の施行など、プライバシーの侵害の懸念等について、多角的な観点からの議論が深まりつつある。この2冊は異なる視点から...
2018.03.20 00:46『脳はなぜ都合よく記憶するのか』 ジュリア・ショウ著 服部由美訳 講談社 2016年12月13日ひところ話題になったシンギュラリティが起きるかもしれないという予測を生んだAIの驚異的な発展の要因の一つに、人間の脳の活動を分析し、深層学習としてAIに活用したことで、飛躍的に判別レベルが深まったことがあげられよう。シンギュラリティが起きないにせよ、今後我々はAIとどう向き合って...